こんにちは!
今回は、「地獄のぞき」で有名な千葉県の景勝地、「鋸山」をご紹介します!
テレビ番組などでもたまに紹介されていて、
天空に突き出した岩の先端まで行ける!というのが印象的でした。
目次
場所はどの辺り?
車の場合、館山自動車道 富津金谷ICから、国道127号線を館山方面へ約5分です。
電車の場合は、千葉駅からJR内房線乗車(約80分)、浜金谷駅下車、国道127号線を館山方面へ徒歩約8分。
東京湾フェリーを利用する場合は、久里浜~金谷港間約40分の船旅。金谷港から国道127号線を館山方面へ徒歩約12分です。
東京湾フェリーの乗り場や、JR浜金谷駅近くには、コンビニや飲食店、大きなお土産屋さん&お食事処があります。
大きなお土産屋さんは駐車場も広いし、おススメです。
鋸山の見どころは、お寺の境内の中にあった!
鋸山というと、「地獄のぞき」の他、大きな大仏様や観音様が有名ですが、
それらは全て「日本寺(にほんじ)」というお寺の境内の中にあります。
正しくは「乾坤山日本寺(けんこんざんにほんじ)」といって、HPを読むと大変歴史があることが分かります。
日本寺は約1300年前、聖武天皇の勅詔を受けて、行基菩薩によって開かれた関東最古の勅願所です。
鋸山(のこぎりやま)の南側斜面10万坪余りを境内としており、豊かな自然の中を散策しながら、大仏様(薬師瑠璃光如来)、百尺観音像、千五百羅漢石像群などをお参りすることができます。
境内は整備されてはおりますが、山のため階段が多く一部歩きづらい箇所もございます。
参拝の際には歩きやすい靴でお越しくださいますよう、お願い申し上げます。
10万坪あまりというのは東京ドーム約7個分とのことで、とんでもない広さだという事が分かります。
出典元:鋸山 日本寺 公式サイト | 境内案内 (nihonji.jp)
境内はこのようになっていて、お手洗いはマップ右下にある大仏広場のみです。
ロープウェイや有料道路で西口管理所まで行って、地獄のぞきだけ見る場合でも、結構階段を上りますよ~💦
鋸山をぜ~んぶ回りたい!
以前にも鋸山を訪れたことがあるのですが、その時は「地獄のぞき」と「百尺観音」だけだったため、今回は余すところなく全部回りたいと思っていました。
子供達も小学生と中学生なので、しっかり歩けるのではないかという判断です。
まずは大仏広場近くの無料駐車場へ
「鋸山観光自動車道(無料)」を通り、山道を少し上って、こちらの無料駐車場に到着。
写真は1月3日の11時半頃の様子です。
渋滞はしていませんが、ほぼ満車状態ですかね。
拝観時間が午前9時からだったので、その時間に着くように来ましたが、その時はガラガラでした。
休日はやはり混雑するようですね。
東口管理所
こちらで拝観料を払います。
大人700円、子供(4~12歳)400円です。
ちなみに拝観時間は、
午前8:00 ~ 午後17:00 (2021年9月13日より当面の間 午前9:00 ~ 午後16:00)
※17:00を過ぎますと山道は暗くなります。お時間に余裕を持ってお越しください。
※冬期は16:30を過ぎると暗くなります。
出典元:鋸山 日本寺 公式サイト | 拝観時間・料金 (nihonji.jp)
となっております。
じっくり見たい方は、時間に余裕をもって到着したいですね。
日本一の大仏様を参拝
鎌倉や奈良の大仏よりも大きいこちらの大仏様。
実際に目の当たりにすると、迫力があります!!
病苦を救う医薬の仏様といわれていて、左手に薬壷を持っているのが特徴です。
どう回る?
まずは、「早く展望台に行きたい!」という事で、大仏横の連続階段地帯を行くルートに決定!
大丈夫かな?
階段地獄スタート!
どこまでもどこまでも続く階段・・・
戦いは続く・・・
大人二人は、早々に心がポッキリ折れて、ただため息とともに無言で登っていましたが、
子供達(中学陸上部長距離所属&小学校陸上クラブ所属)は元気そのもの!!
軽快な足取りで階段を駆け上がり、「まぁ~だぁ~??」と後ろを振り返ります・・・驚!
頭上注意の場所も数か所あります。
なんとか山頂展望台・地獄のぞきに到着!
階段スタートから10~15分ぐらいでしょうか。
ゼーゼーしながら無事に到着しました!
真下を覗くと、約90mもの高さの断崖絶壁です。
百尺観音のある広場が見えます。
地獄のぞきの裏側。
階段ではなく、でこぼこした斜面を登るので、大変です。
空!海!
青がキレイです!
富士山!
百尺観音
とんでもない高さのこちらの観音様。
戦争戦死病没殉難者と東京湾周辺の航海・航空・陸上交通犠牲者供養のために、かつての石切り場跡に約6年かけて造られた、大観音石像です。
彫刻なんですよね。
スケールに圧倒されました!
石切り場跡(ラピュタの壁)
百尺観音から北口管理所を出て「鋸山裏登山道」を進むと、写真のような垂直に切り立った壁を見ることが出来ます。
「まるでジブリ作品『天空の城ラピュタ』に出てくる壁みたい!」と話題のようです。
小さな観音様がたくさん
写真は「維摩窟」というところですが、山に出来た空洞に沢山の石像があり、それぞれ違うお顔をしています。
雨ざらしなので、表面が削れたり、首が落ちてしまっているものもあります。
これらの石仏は、上総桜井(現在の木更津市)の石工である大野甚五郎英令が、門弟27人と21年をかけて彫ったもので、全部で1553体の石仏を刻み、太古よりの風蝕によってできた奇岩霊洞の間に安置し、奉ったそうです。
石材は、鋸山から産出する房州石ではなく、伊豆の山中に求めた伊豆石と言われています。
これだけの数があると見ごたえがありますね。
甚五郎のお墓も、こちらにありました。
鋸山日本寺を隅々まで回った!かかった時間は?
大仏、展望台、地獄のぞき、百尺観音、ジブリの壁、浅間神社、千五百羅漢道など、東口管理所から上にあるものは全て回りました!
かかった時間は、2時間半!!
かなり疲れましたが、大変見ごたえがあり、充実感がありました。
「垂直の石の壁」など、スケールにも圧倒されました。
景色も素晴らしかったです。
おわりに
今回は、お正月1月3日に行ったのですが、沢山の方がハァハァしながら地獄のぞきへ続く階段を上っていました。
冬は空気が澄んでいて、景色が一段とキレイに見えると思います。
元旦は朝5時に開門し、ご来光を拝めるようです。
機会があれば、また行ってみたい!
おまけ
東京湾フェリー乗り場のすぐ横にあるお土産屋さんには、♨足湯♨があります。
お店の裏手の方にひっそりとあり、疲れた足を癒すことが出来ます。
欲を言えば、足湯しながら海が見えればな~。。。
お土産屋さんも広くて明るくて、品揃えが豊富でした。