こんにちは!
今回は「ウイルス性イボ」のお話です。
皮膚科ではどのような処置をするのか、処置後の様子や完治までどのくらいの期間がかかるのかをご紹介します。
目次
魚の目?
数日前から、6歳の息子の足裏に「魚の目らしきもの」を発見。
直径5ミリ程度の円形で、中心部が少し白っぽくでてガサガサしているのです。
本人曰く、痛くも痒くもないというので、しばらく様子を見ていました。
しかし、数日後ふと気付くと「魚の目らしきもの」の数が増えていました!!
足の親指の裏に3か所、足裏に3か所(両足で)あり、これはマズイなと思い、治し方もわからないので、皮膚科へ連れて行きました。
足の指に出来たものは、直径2ミリ程度で黒~茶色っぽい色をしていました。
皮膚科へ
先生は息子の足裏を見て、
「あ~これは魚の目では無くて、ウイルス性のイボですね」
と一言。
「処置としては、液化窒素を使った凍結療法ですね~。痛いですけど。。。」
私&息子「・・・。」
痛いと聞いてしまうとねぇ。
ちょっと躊躇しますよ。。。
噂でも「液体窒素は大人でも痛い」と聞くのでね。
しかし、せっかく皮膚科に来たんだし、早く治してあげたいので、処置を受けることにしました!
ウイルス性イボって?
今回息子がなったものは、ウイルス性イボの種類で、「尋常性疣贅(ゆうぜい)」というもの。
手指や足裏などにできやすく、肌色や白色、褐色をしているのが特徴です。
原因となっているのが、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスで、このウイルスがひっかき傷やささくれ等の小さな傷口から侵入し、感染します。
液体窒素凍結療法
「尋常性疣贅」に有効とされているのが、液体窒素凍結療法です。
超低温の液体窒素(-196℃。ドライアイスよりも低い温度!)を使って、ウイルスに感染した細胞を壊死させます。
さて、息子の場合。。。
先生が水筒のようなものに入っている液体窒素に、柄の長い綿棒を浸して、その綿棒をイボに押し当てていきます。(各箇所5回ずつ)
患部はみるみる真っ白になっていきます。
最初はそれほど痛がっていませんでしたが、段々痛みが増してきたのか、最後には大泣きでした。。。(涙)
1週間おきにこの処置をするようなので、次回は1週間後にまたやりに来てくださいと言われました。
これは毎回息子を説得するのが大変だ・・・
処置後の様子
処置が終わり待合室に戻るとき、足の裏が痛くて普通に歩けず、つま先歩きをしていました。
帰宅後も変わらずつま先歩き。
結局数日間このつま先歩きは続きました。
(でも幼稚園には登園できました)
そして、お風呂も沁みる感じがするらしく、なかなか入れませんでした。
さらに、その後の足裏の様子ですが、大きな血豆が1か所、水ぶくれが数か所出来ていました。
これは痛いはずです・・・。
液体窒素処置2回目(1週間後)
1週間後、息子を説得して再度皮膚科へ。
(意外とすんなり付いてきてくれました。息子よありがとう)
血豆や水ぶくれの箇所も、そのまま処置をしていきます。
今回も、イボ1か所につき、液体窒素綿棒を5回押し当てていきます。
痛みも倍増で、息子は前回よりも大泣き!!
処置後の様子は前回と同様、つま先歩き生活が続きました。
お風呂もなかなか入れず。
患部の見た目の変化も無さそうに感じました。
液体窒素処置3回目(2週間後)
「はぁ~、皮膚科行きたくないなぁ・・・」
と言いつつ、嫌がらずについてきてくれる6歳の息子。
偉いぞ!!
2回目同様、各患部に5回ずつです。
大泣きはしましたが、処置後のつま先歩きはしなくなりました!
お風呂も処置当日からすんなり入れるようになりました!!
足の親指裏のイボが、いつの間にか1つ減ったように思います。
血豆が出来ていた箇所も、治ってきました!
回復傾向があり、息子も嬉しそう!!
液体窒素処置4回目(3週間後)
処置前の診察で、親指の裏1か所と足裏のイボが1か所が治ったことが分かりました!!
やったー!!
水ぶくれになっていたところの皮がむけたのですが、皮がむけたら中がつるりときれいになっていました。
(皮がむけても、中心に芯のようなものが残っているものもあり、これはまだイボが残っているという事で、処置を続けなければなりません)
処置をする箇所が減ってきて良かった!
しぶとく残っているイボを、前回と同じく1か所5回ずつ液体窒素でやっつけていきます。
息子曰く、足裏の大きなイボよりも、親指の裏にある小さな黒っぽいイボの方が痛いようです。
処置する箇所は減っても、痛みは変わらないようで、結局大泣きです・・・。
処置後は普通に歩け、お風呂も大丈夫でした!
血豆のところは、いつの間にか血豆部分がズルリとむけて、肌色になりました。
家でやっていたこと
大したことでは無いのですが、「薬用せっけんミューズ(固形)」で、足裏を念入りに洗っていました。
出典元:https://www.musejapan.jp/製品情報/
(ちなみに赤い箱の方を使用)
ミューズは、「バイ菌(細菌)を殺菌・除菌する」というものなので、「ウイルス」に有効かどうかはわかりませんが、少しでも回復の手助けになればという思いで、使っています。
実際に、足の親指と人差し指の間に小さなイボらしきブツブツ(皮がむけたような)が数個、新たに出来てきていたのですが(皮膚科での液体窒素処置はしませんでした)、毎日毎日ミューズでしっかり洗っていたら、1~2週間でなんとツルツルに治っていたのです!!
効果はあるように思います!!
大きなイボには厳しいかもしれませんが、小さなイボでしたら有効かもしれませんので、是非試してみて下さい!
石けんなら手ごろな値段で購入できますので!!
ハト麦なども良いようですが、以前息子が「水いぼ」になった時にハト麦茶を飲ませていたら、「毎日毎日はさすがに飽きる」ということだったので、今回は飲ませていません。
また、「ウイルス性なので感染する恐れがあるが、そんなに神経質になるほどでもない」という事だったので、家では特に対策を取っていませんでした。
体を洗うものやバスマットも共用でした。
タオルはさすが共用では無いですが。
今の所、感染はしていません。
おわりに
液体窒素処置の終わりが見えてきました!
変化が目に見えてわかるので、本人も家族も嬉しいです。
痛い事をされるのをわかっていても、嫌がらずに私と皮膚科に行ってくれる息子に感謝ですね。
また5回目の処置も行きますので、経過を追記していきます!
【追記】5回目の処置(4週間後)
行ってきましたよ、5回目の処置!
また1つイボが治っていて、処置をするのは3か所になりました。(元々は6か所&小さいのが数か所)
処置方法はいつもと同じで、1か所5回ずつ液体窒素を綿棒で押し付けていきます。
痛みも同じようで、相変わらずギャーギャー大泣きでした。
次はまた1週間後です!!
【追記】6回目の処置(5週間後)
また1つイボが無くなっていました!!
水ぶくれのようになって皮が破れかかっていたので、ピンセットで皮を剥がしてみたら、中は正常な皮膚になっていたのです!!
残すは足の裏中央にある直径約1センチのイボです!
左右同じような場所に1つずつあるので、合計2か所です。
【追記】7回目の処置(6週間後)
今回からなぜか今まで以上に大泣きするような息子。
残すイボは左右1か所ずつの計2か所です。
処置を受けるのにかなり抵抗するので、看護師さんと私で息子を押さえます!!(涙)
液体窒素はいつも通りイボ1か所につき、5回塗布します。
イボは血豆のようになっていて、かなり痛そう。
しかし痛いのは処置中だけのようで、処置後しばらくしたらケロッとしていました。
【追記】8回目の処置(7週間後)
なかなかしぶといですね。
直径約1センチの、血豆のようになっているイボ2か所がなかなか治りません!!
息子は今回も大大大大泣き(号泣)
私の耳の近くでギャーギャー叫ぶので、若干耳がキーンとなりました(トホホ・・・)
【追記】9回目の処置(8週間後)
右足裏・左足裏1か所ずつのうち、左足裏のイボが無くなりました!!
今回から、液体窒素処置は1か所のみ!!(1か所につき5回塗布)
それでも「痛いものは痛い!」ということで、息子はいつも通り大泣きです。
処置後は変わらず血豆のような状態でした。
【追記】10回目の処置(9週間後)
血豆状態のイボの上から、いつも通り「ジュ~ッ」と5回やってきました。
そして今回は、息子のイボがうつった娘も、初めての処置をしてきました!
実は以前イボっぽいものを発見して、前回の処置の時に息子と一緒に診ていただいたら、同じウイルス性イボと判明。
しかし、痛そうな液体窒素処置を受ける決心がつかなかったため(情けない!!)、処置を先延ばしにしていました。
今回やっと心の準備ができたため、処置を受けることにしたのです。
娘のは左足の踵裏に小さい白いイボが1か所のみ。
液体窒素処置は5回「ジュ~ッ」とやりました。
娘は小学5年なので、さすがに泣きはしませんでしたが、処置中はプルプルと小刻みに震えながら痛みに耐え(娘曰くピリピリとしびれるような痛みらしい)、処置後も1時間くらいは「ジンジンする」「まだ痛い」と言いながらつま先歩きをしていました(痛いので足裏を床につけられないらしい)
処置後のつま先歩きは、姉弟共通でした!!
息子のイボも娘のイボも、早く治ってほしい!!
【追記】11回目の処置(10週間後)
息子は11回目、娘は2回目の処置に行ってきました!
息子のイボはまだ血豆のような色をしていて、直径1センチ程。
あまり変化はありません。
娘のイボは、イボの周りが白くなっていて、こちらも直径1センチ程。
あまり変化はありませんでした。
【追記】12回目の処置(11週間後)
息子が12回目、娘は3回目の処置です。
息子のイボは皮膚科に来る前日に、皮が剥けたのですが、しっかりとは治っていないようだったので、結局液体窒素処置をしました。
相変わらず大泣きです。。。
娘の方はあまり変化がありませんでした。
【追記】13回目の処置(12週間後)
最初の処置から約3ヶ月が経ちました。
長い・・・。
息子は13回目、娘は4回目の処置です。
娘は翌日が運動会だったので(裸足で組体操をやります)、処置を先延ばしにしようかとも思いましたが、やってしまいました!
本人も大丈夫と言っていたので・・・。
息子の方は相変わらず黒い血豆のような状態、娘の方は白い水ぶくれのような状態で、真ん中にまだイボのようなものが見えます。
いつもと同じ処置をして、終了です。
【追記】14回目の処置(13週間後)
嫌がる息子をなんとか連れ出し、娘と一緒に皮膚科に向かいます!
「毎週ちゃんと来て、偉いね!」と受付で声を掛けられ、「いや~、なかなかしぶといイボで・・・」と私。
イボ姉弟は、皮膚科でもお馴染みの存在になっています(笑)
しかし変化は無く、いつものように処置を行います( ノД`)
娘も息子も、イボは1個だけなのに!!
なかなかしぶといです。
【追記】15回目の処置(14週間後)
前回の処置後、温泉旅行に行っていたのですが、ホテルの温泉やプール、観光地の足湯などに入りまくり、足の皮をふやかす作戦に出ました。
すると、温泉が効いたのか、ただ単にふやけただけなのかは分かりませんが、イボの部分の皮が剥けて、中の健康そうな皮膚が顔を出したのです!!(子供二人とも)
パッと見、素人目ではイボは無さそう!!
これは本当に治っているかもしれないよ!!と、ドキドキしながら皮膚科へ。
先生
「これならもう処置をしなくても大丈夫かもしれないね。このまま様子を見ましょう」
やったーーーーーー!!!!!
ついに終わりを迎えました!!
ピンセットで、めくれかかっている皮をむいて、中の方もしっかり診て頂きましたが、大丈夫そうだという事です。
看護師さんや受付の方皆さんにも「良かったね~!」と声を掛けられ、やれやれという気持ちで皮膚科を後にしました。。。
おわりに
長かったです、、、本当に。。。
分かったことは、小さなイボは数回の処置(約1か月程度)で治りますが、ちょっと大きめのイボになると、十数回(約3ヶ月程度)かかるという事ですね。
処置を止めてしまうと、ウイルスが残ったままになってしまうので、再発してしまいます。
しっかりと治すためにも、根気よく週1回の処置をお勧めします。