こんにちは!
今回は、「熱海海上花火大会」のご紹介です。
夏だけではなく一年中行われている花火大会で、熱海名物の一つですよね。
単発やスターマイン、新種の花火など、約5,000発が打ち上がります。
訪れた日は2018年7月27日(金)夏休みがスタートして1週間ほど経ったころです。
家族全員初めての熱海花火大会なので、混雑具合や駐車場など、不安要素満載で行ってきました!
目次
熱海海上花火大会の歴史
熱海海上花火大会は、昭和27年から開催しており2018年(平成30)夏で67年目を迎えます。
昭和24年8/31「キティー台風」による高波で海岸地区140戸あまりの家屋が流失する災害、そして翌昭和25年には「熱海駅前火災」、更に10日後には中心街の979戸が焼失した大火に見舞われ、その後の復興に向け、地元市民による努力が続きました。
街の復興とその努力に報いるべく、昭和27年に花火を打ち上げたのが始まりです。以来その伝統が受け継がれ、今では一年を通して開催しており、熱海の代名詞となりつつあります。
※67年目となるのは毎年固定日開催である8/5(熱海市観光協会主催)の花火大会です。
出典元:https://www.ataminews.gr.jp/event/8/
呑気に花火を楽しんでいましたが、こんな大変な歴史があったのですね。
会場の魅力
花火会場は3面を山で囲まれている海上(防波堤)から打ち上がるので、大きなスタジアムのような音響効果があります。
ドーン!という音が山に反響して、会場に響き渡るんですよね。
迫力倍増です!
花火の打ち上げ場所は?
ちょうど「玉の湯ホテル」の前方にある防波堤から打ち上がります。
(親水公園前の途切れ途切れの防波堤ではなく、陸続きの所)
もし花火を正面から見たいのであれば、親水公園(地図の上側から、スカイデッキ・レインボーデッキ・渚デッキの3か所に分かれています)がベストポイントになると思います。
開催時間
春・・・20:20~20:45
夏・・・20:20~20:50
秋・・・20:20~20:45
冬・・・20:20~20:45
花火は時間ピッタリにスタートしました。
急に外灯の明かりが消えて、辺りが真っ暗になったと思ったら、一発目がドーンと上がりました。
てっきり放送などで「まもなく始まります」的なものがあるのかと勝手に思っていましたが、急に始まりましたね。
外灯が点いているうちに、カメラなどの準備を万端にしておいた方が良いです。
我が家は普段、花火のスタート時刻(20:20)には既に夕飯やお風呂も済んでいる時間なので、始まるまでにご飯を済ませておきました。(レジャーシートでコンビニのパンやおにぎりを食べましたよ)
花火の最中に、子供が「トイレ行きたい」とならないように、花火スタート前までにこまめにトイレに連れて行きました。(幸いトイレも近い場所だったので助かりました)
駐車場・駐車料金
会場周辺には専用の駐車場がないので、有料市営駐車場やコインパーキングを利用します。
スーパーの「マックスバリュ」なんかもあるのですが、駐車場は有料です。
(30分100円で、お買い上げ3,000円未満は1時間無料、3,000円以上だと2時間無料です)
しかも意外と混んでいました。
市営駐車場の場所
上の地図の内、下記の11か所が市営駐車場になります。
★は花火の打ち上げ場所です。
P0 東駐車場(お宮の松とサンビーチの間、24時間、300台)
P1 第1親水公園駐車場(親水公園スカイデッキ(サンビーチ寄り)、24時間、50台)
P2 第2親水公園駐車場(親水公園レインボーデッキ地下、24時間、60台)
P3 和田浜駐車場(マリンスパあたみ隣、24時間、125台)
P4 臨港駐車場(熱海港隣・ウオミサキホテル近く、24時間、56台)
P5 清水町駐車場(業務スーパー熱海店向かい側、24時間、15台)
P6 中央町駐車場(別名初川駐車場、マックスバリュ向かい側、24時間、105台)
P8 来宮駐車場(来宮駅前、午前7時~午後7時、35台)
P9 熱海駅前駐車場(熱海駅隣、24時間、70台)
P 渚町駐車場(糸川沿い・ATAMI OLIVE CAFE向かい側、24時間、22台)
P 熱海港駐車場(熱海後楽園ホテル隣、24時間、154台)
P0などの番号は、それぞれの駐車場に付けられた番号です。(駐車場入り口にも表示されています)
(P7が無いのは謎です・・・)
台数は全て普通車で、熱海市のHPを参考にしています。
来宮駐車場のみ、駐車可能時間が花火の時間とズレています。
海の近くの道路は一方通行が多いので、ご注意ください!
駐車料金
市営駐車場の駐車料金は、
(1)30分 108円
(2)8時間以上16時間まで 1,728円
(3)16時間以後、1時間ごと 108円
※10円未満の端数は切り捨てになります。
来宮駐車場のみ、1時間108円です。
駐車場到着!我が家の場合
稲取に泊まった翌日、帰りがけに熱海の花火を見ようという計画でした。
早く着きすぎても暇だし、駐車場代も高くついてしまうし・・・。
かと言ってギリギリに行っても駐車場が全て満車になってしまう・・・。
悩みながら熱海に到着したのが、午後6時ごろ。
花火開始時刻まであと2時間以上あります。
一番近い親水公園の駐車場は2か所とも既に満車の表示。
そのまま一方通行の海沿いを進み、マリンスパあたみ横の駐車場(和田浜駐車場)を発見!!
まだ「空」の表示でした!
ここなら近いし、場所もわかりやすい!
迷わず停めます!
時間は18:35でした。
3~4階(?うろ覚えです?)ぐらいまである立体駐車場です。
入庫するときも渋滞は無く、拍子抜けするほどすんなりと停められました。
駐車場の空き具合も、まだ余裕がありました。
歩いて花火会場へ
駐車場を出て橋(和田川)を渡り、道路を横断したら親水公園の渚デッキに到着です。
徒歩2~3分ぐらいですかね。
玉の湯ホテルの目の前のデッキです。
写真の右側が海です。
別の角度から見るとこんな感じです。
渚デッキと道路の反対側(渚小公園)を結ぶ、歩道橋から撮りました。
19:11の写真です。(花火開始は20:20)
因みにこの歩道橋の下にトイレがあります。(道路の両側に2か所あります)
また、エレベーターもありました。
ヤシの木沿いに規制線が張られているのですが、
規制線より海側は熱海のホテルに宿泊している方専用の観覧席になっていて、それ以外の人は入れません。
警備員・誘導員も沢山いました。
我が家はこの規制線沿いに場所を取りました。
無人の場所取りはダメみたいなので、一先ずレジャーシートを敷いて、主人と子供は近くを散策に、私は1人で荷物番をしていました。
宿泊者専用観覧席(7~9月開催分のみ)
先程の写真にある、規制線より海側が宿泊者専用とのことでしたが、シートなどが敷いてあるわけでもなく、何もない状態でした。
しかし、花火開始約30分前ぐらいになってからでしょうか、とんでもない人数の団体さん御一行が、歩道橋を渡ってこちらに歩いてくるのです。
どうやら近くのホテル(ホテル大野屋など)から歩いて宿泊者専用席に来たようです。
ホテル名が書かれたプラカードを持ったスタッフに誘導され、ホテルごとに何列かになって、渚デッキの海沿いに並び、ホテルで貸し出されたと思われる小さなイスに座っていました。
この場所が、、、
こうなります。(19:53撮影)
結構詰めて並んでいました。
これからまだまだ宿泊客が来るようです。
花火会場から離れたホテル(ホテル水葉亭など)は、観光バスで会場に来ていましたよ。
花火会場が目の前のホテル(私達の場所の真後ろには「玉の湯ホテル」がありました)の宿泊者は、部屋から見ていました。
花火が部屋から見えるホテルなら、のんびりゆったり見られて良いですよね。
レインボーデッキはまるでお祭り会場
私達がいた渚デッキは割と静かで、たまに飲み物を売るカートを押した人が来る程度でしたが、お隣のレインボーデッキはゲスト歌手が来て歌っていたり、スーパーバールすくいや食べ物の屋台なんかがあったり、人も沢山いました。
19:30ぐらいの写真なので、「伊沢ビンコウ」さんかな?
台風が迫ってきている強風の中でしたが、海をバックにピアノを弾きながら、優しい歌声を響かせていました。
じっくり聴いていたかったけれど、子供連れには無理ですね・・・(涙)
レインボーデッキはかなりの人出なので、トイレは行列でした(女性)
トイレは渚デッキの歩道橋下が空いています!
有料観覧席(7~9月開催分のみ)
レインボーデッキには、有料観覧席の当日チケット販売所もありました。
有料席といっても指定席やイスの用意があるのではなく、ただレインボーデッキ海側の有料スペースに入れますというもの。
有料スペース内はフリースペースで、入場時に配られるエアークッションを敷いて観覧するということです。
この辺も有料観覧席かな?
入場口は、チケット販売所の隣にありました。
チケットは前売り券もあるようです。
全国のセブンイレブン店頭に設置しているマルチコピー機において購入が可能です。販売期間/2018年6/1(金)10:00~対象開催日/2018年7/27(金)・7/31(火)・8/5(日)・8/8(水)・8/19(日)・8/24(金)・8/30(木)・9/17(月・祝)場所/親水公園レインボーデッキ(第2工区)の海側(2900平方メートル)定員/各日1600名(前売1300名・当日300名分)料金/前売券、当日券ともに1枚1000円(エアークッション付)・3歳以下は無料※当日17:00より規制、入場は17:30からとなります。※椅子のご用意ではなく、エリア内への入場券となります。※チケット購入後の開催日の変更・キャンセルは出来ません。※当日チケットを忘れた場合は改めて購入をお願いします。※お電話での購入はできません。※当日券は17:30より有料席入口(親水公園イベント広場中央)にて販売します。https://www.ataminews.gr.jp/event/8/
花火のお時間が近付いて参りました!
時間が近付くにつれ、私たちが場所を取った渚デッキも、いよいよ人が増えてきました。
18:54、閑散としていたこの場所も、、、
19:50、こんな感じに!
夜景がキレイ!!
ホテルからきた宿泊者の列も、かなりの人数になってきています。
花火スタート!
私達はレジャーシートに座っていますが、前方にいる宿泊者は小さなイスに座っているので、「花火見えなくなっちゃうのかな?」という一抹の不安が頭をよぎりました。
しかし、場所取りしたところの前がたまたま通路になっていて(海側に下りる階段がある)、前には誰もいない状態だったので、低めの花火も良く見えました。
打ち上げ花火はかなり高い位置まで上がるので、真上を見上げる感じになります。
サイズが大きすぎて、ビデオカメラの画面に収まりきらない!
大きな花火は大迫力でした!
音も大きくて、最初はビックリしました!
どれもこれもキレイで、「うわぁ!」「わぁ~~~!」の連続!
感動しましたよ。
ホント、来て良かったです。
花火終了後の大渋滞にご注意を!
無事花火も終わり、荷物の片づけをして駐車場に行こうと思いましたが、その前にトイレへ。
(歩道橋下のトイレは相変わらず行列無し!!)
そして駐車場に戻ったら・・・、出庫渋滞がスタートしていました!!
駐車場の前の道路も大渋滞、駐車場内も大渋滞。
入庫と出庫のゲートが1台ずつなので、余計に混んでいます。
車に乗ってから20分くらい経つのに、車は1mmも動きません!!
周りの車も「出るよアピール」が凄いのですが、車の列が動かないので、どうにもなりません。
これじゃあガソリンも勿体ないし、待っているのも退屈なので、もう一度歩いて駐車場の外に出て、近くを散策することにしました。
しかし、時間は21時過ぎなので、子供達はいつもならもう寝ている時間。
そこで長女(小4)を主人が、長男(幼稚園年中)を私がおんぶをして、親水公園やサンレモ公園、渚小公園をグルグル・・・。
涼しい海風に当たりながら、お散歩です。
暗闇の中、遊覧船「サンレモ」の乗り場を発見。
さっきまであんなに大勢の人で賑わっていたのに、どこも閑散としていました。
ビックリするくらい人気が無くて、若干怖くなるほど。
そろそろ大丈夫かな?と駐車場に戻ったのが、21:30を過ぎたころ。
駐車場の前の道路はもう空いていましたが、出庫渋滞はまだ続いていました。
しかし、駐車場内はもうガラガラ。
出庫渋滞の最後尾の車が目の前にいたので、その車の後に続きました。
無事出庫出来たのが、21:54!
やっと出られたーーーー!!
子供達は既に夢の中でした・・・。
花火大会に持参すべきもの
今回の経験で「持ってきて良かったな」というものをいくつか挙げてみます。
①レジャーシート
当然ながら必須アイテムです。
出来れば大きめで、少しクッション性のある厚めの物が良いかもしれません。
薄いシートなら、小さな座布団があると良いと思います。
コンクリートの上に敷くので、お尻が痛くならないようにする為です。
②飲食物
これも必須ですね。
おやつやジュース、おにぎりやパンなど、食べやすいものが良いと思います。
暑い時期の場合は、傷みにくいものが良いです。
セットでウェットティッシュもあると便利です。
③冷え対策
海岸なので、海風が凄いです。(今回は台風が近づいていたので余計に強かったです)
冬場はめちゃくちゃ寒いと思います。
夏でも夜は冷えてきたり風が出てきたりするので、羽織ものや掛けるもの、大きめのタオルやブランケットがあると良いです。
うちの子供達は待っている間、ゴロンと横になってタオルに包まっていました。
娘はスカートだったので、余計に寒かったようです。
冬場は完全防備ですね。
④時間つぶしアイテム
1人で荷物番をしていると暇なので、携帯を眺める時間が増えます。
しっかり充電しておきましょう!
子供はゲーム機とか絵本?
トランプやウノなんかは風に飛ばされそうです。
「花火まだぁ~~~?」のセリフを何回も言われます・・・。
虫にご用心
海沿いだし、外だし、夏だし・・・。
虫対策で虫よけスプレーはしていたのですが、蚊はあまりいませんでしたね。
そのかわり、花火中に謎の虫が現れました。
地を這う黒い虫!
あれはゴキブリだったのか?
それともフナムシだったのか?
未だ謎のままです。
いつの間にかレジャーシートに乗っていたりするので、花火中に度々「ひゃ~~!ゴキブリ!?」「いや、フナムシじゃない?」などという声が上がっていました。
荷物の蓋はしっかり閉めておいた方が良いです。
花火終了後に荷物を片付ける際は、靴を履く前に靴の中に虫がいないかチェックをした方が良いかもしれません。
こんな場所でも花火が見られる
打ち上げ場所である熱海湾を、山がグルッと囲んでいる形になっているので、高台にある熱海城はもちろん、山の上の方に建つホテルでも、割と見える場合が多いようです。(詳細はホテルに確認してみた方が良いですよ)
ただ、山の上からだと「花火を見下ろす」ような感じになるようですね。
大迫力の音響と夜空いっぱいに広がる大輪の花火を堪能するなら、海沿いでの観覧をおススメします。
おわりに
熱海の花火、大迫力で本当に最高でした!
感動してウルウルするほど!
ライトアップもキレイだったし!
最後の出庫渋滞は凄かったですが、あれは時間をずらすしかないですね。
何しろ海沿いの道路が大渋滞なので、宿泊者を乗せた観光バスも、出発まで時間が掛かっていましたよ。
熱海の花火大会、絶対おすすめです!!