こんにちは!
節分を過ぎて、暦の上ではもう春なのですが、、まだまだ寒い日が続きますね。
2月に入り「節分」「バレンタインデー」と行事が続く中、うっかり忘れそうなのがお雛様を出すタイミング。
目次
いつ出すのが正解?
春の節句なので、立春を過ぎてから飾るのが一般的のようです。
(地域によっては、4月3日に祝う場合もあるそうです)
節分で「鬼は~外!」と豆まきをしたら、お雛様を出す準備です!
しかし、バタバタしているうちに何日も経ってしまうんですよね・・・。
ただあまり何日も出しておくと、埃を被ったり(たまに柔らかいハタキで優しく払ったりしますが)、まだ小さな子供がいる家(特にやんちゃ坊主がいる我が家のようなお宅!)では、何かと心配!!
でも1年に1回だし、せめて1~2週間は出してあげたい。
ということで我が家では、毎年「バレンタインデーが来たら、お雛様を出す!」と決めています。
バレンタインデーが来て、最初の大安の日に出すようにしています。
出来れば2週間、少なくとも1週間は飾りたいと思うので、このように決めました。
吊るし雛も人気!
我が家には大小合わせて4つの吊るし雛があります。
雛人形とはまた違った魅力があり、とっても素敵です。
部屋がパーッと華やぎます!
吊るし雛の意味
吊るし雛には、ちりめんで作られた人形や花など、様々な物が沢山付いていて、その一つ一つに意味があります。
- 犬(いぬ)・・・安産の守り神
- 亀(かめ)・・・鶴は千年、亀は万年、長寿の象徴
- 金魚(きんぎょ)・・・お嬢様が美しく育つように
- 猿(さる)・・・病が去る、難が去る
- 雀(すずめ)・・・五穀豊穣、食に恵まれるように
- 蛤(はまぐり)・・・二枚貝は貞節の象徴
- 鳩(はと)・・・鳩は神様の使い、のどにむせないのでお乳を良く飲むように願って
- 大根(だいこん)・・・毒消し
- 竹(たけ)・・・成長と生命力の逞しさ
- 茄子(なす)・・・成す(なす)と書いて大願成就
- 花(はな)・・・花のように美しく
- 桃の実(もものみ)・・・邪を除ける力、延命長寿
- 柿の実(かきのみ)・・・柿が赤くなる頃は病気が減る、医者が青くなる、長寿の木
- 糸巻(いとまき)・・・裁縫が上達するよう願う
- 扇(おうぎ)・・・末広がりで縁起が良い
- 巾着(きんちゃく)・・・お金に不自由しない
- 座布団(ざぶとん)・・・早くお座りが出来ますように
- 草履(ぞうり)・・・早く「あんよ」が出来ますように
- 羽子板(はごいた)・・・厄を飛ばす
- 枕(まくら)・・・寝る子は育つとの言い伝え
- 兎(うさぎ)・・・赤い目の兎は呪力があり、神様の使いと言われる
- 金目鯛(きんめだい)・・・鯛はおめでたい席に、赤は魔よけの色
- 俵の鼠(たわらのねずみ)・・・俵は五穀、鼠は大黒様の使い、金運の霊力あり
- 蝶(ちょう)・・・三々九度の雄蝶雌蝶の縁起物、蝶のように美しく
- 蜻蛉(とんぼ)・・・疫病を広める蚊を食べてくれる、子供の無病息災を願う
- 梟(ふくろう)・・・呪力がある、福や不苦労にかけている
- 梅(うめ)・・・清純の象徴、つぼみは固く節操の正しさを表す、健康食
- 唐辛子(とうがらし)・・・昔は虫よけの薬、よく温まることから靴の中に使用
- ほおずき・・・婦人病の薬効、安産への願い、女性のお守り
- 松(まつ)・・・松葉は夫婦和合、子孫繁栄、長寿の象徴
- 山吹(やまぶき)・・・山吹の色は黄金の色で、金運幸運の色
- おかたごろ・・・高貴な人のこと、着せ替え人形遊びのこと
- 香袋(こうぶくろ)・・・香り添える、お願い事を聞いてくれる
- 隠れ蓑(かくれみの)・・・七宝の一つで縁起物、子供の祝い着に描かれる
- 三番叟(さんばそう)・・・祝いの能
- 達磨(だるま)・・・七転び八起きで福を招く縁起物、赤は魔よけの色
- 這子(ほうこ)・・・這えば立て、立てば歩けの親心、子の成長を願う
などなど・・・。
我が家の吊るし雛にも、座布団や草履、巾着や金目鯛など、様々な物が付いています。
4つの吊るし雛のうち、2つは吊るし雛の本場「伊豆・稲取」で購入したものの為、
「金目鯛も付いているんだ。稲取は金目鯛が有名だもんね」
なんて考えていましたが、しっかりと意味があったのですね!!
おわりに
女の子のお祭りは華やかで、端午の節句とはまた違った趣がありますね。
1年ぶりに日の光を浴びるお人形さんたちは、箱から出されるときにちょっとだけまぶしい顔をするとかしないとか(^^)
毎年忘れずに飾って、娘の健やかな成長を願いたいと思います。