【ヤクルト工場見学】で、乳酸菌のヒミツを発見!

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こんにちは!

先日家族で【ヤクルト工場見学】へ行ってきましたので、ご紹介します。

乳製品でお馴染みの「ヤクルト」の工場は、北は岩手県から南は佐賀県まで、日本全国に13か所あります。

全ての工場で、工場見学が無料で出来るそうです。

「ヤクルト」って、乳製品だけではなく、化粧品や健康食品(青汁など)、インスタントラーメンも作っているんですね!

知らなかった( ゚∀゚)

新しい発見ですね!

工場によって、作られている商品が異なり(ヤクルト、ジョア、ミルミル、化粧品などなど)、ヤクルトの中身だけを作っている工場などもあるので、「この商品の製造工程が見たい!」という希望があるならば、事前にヤクルトHPで調べてから予約をすると良いです。

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目次

ヤクルト本社茨城工場

我が家が訪れたのは、「ヤクルト本社茨城工場」です。

〒306-0314 茨城県猿島郡五霞町大字川妻1232-2
(株)ヤクルト本社 茨城工場
TEL:0280-84-2121(受付時間:日曜日を除く 午前8:30~午後4:00)

場所は東武日光線の「栗橋駅」と「南栗橋駅」の間ぐらい。

近くにはキッコーマンやキューピーの工場もあります。

国道4号線の「小右エ門北」を曲がり、約400m先の1つ目の信号を左折して、すぐです。

信号の角にはコンビニがあるので、目印になります。

まずは予約

工場見学をするには、電話での予約が必要です。

工場よって「1週間前まで」「前日まで」「3日前まで」などと、予約の期日が異なります。

(詳しくは、ヤクルトのHP参照)

  • 【見学所要時間】 約60分
  • 【見学可能日】 月曜日から土曜日(日曜日・年末年始はお休み)
  • 【見学可能時間】 午前9時~午後3時30分(最終の案内開始時刻は午後2時30分から)
  • 【申し込み方法】 電話にて

(ヤクルト本社茨城工場の場合)

しかし、が家が予約したのは、なんと見学当日!!

予定を決めるのは行き当たりばったり・・・。

ダメ元で当日の朝に電話してみました。

「工場見学に伺いたいのですが、やはり事前の予約が必要なのでしょうか・・・」と・・・。

すると、このような答えが返ってきました。

「本来は事前予約が必要なのですが、、、えーっとお子様連れですか?」

「何名様ですか?」

「お子様は何歳ですか?」

「本日13時からお子様向けの回があるのですが、いかがですか?」

「ほかのご家族連れと一緒のご案内になりますが、大丈夫ですか?」

このような確認の後、無事予約が取れました(*’▽’)

電話してみるものですね!

「見学所要時間は1時間です」

「13時から始まりますので、5~10分前にはお越しください」

とのことでした。

到着!したけど・・・

写真は最寄りの信号の角のコンビニ方面から見たところです。

入り口も広いですし、すぐにわかります。

ちなみに、あまり予約時間より早く着いても、敷地に入れません。

守衛さんに「10分くらい前にまた来てください」と言われます・・・。

我が家は早く着きすぎてしまって、信号の所のコンビニで時間を潰していました。

(遅れてはいけない!と思って早く出発したのですが、早すぎました( ゚∀゚))

因みにこのコンビニの裏側には「栗の木」があり、駐車場部分にも栗がいくつか落ちていたので、「なんちゃって栗拾い」が出来ます!!

再び到着!

今度は10分前に来ました!

守衛さんに声を掛け、予約時間と名前を伝え、駐車場に案内されました。

予約した人しか入れないので、駐車場もガラガラです。

建物前にはこんなフォトスポットもあり、早速カメラの準備をしていると、館内から案内係の女性が出てきて、シャッターを押してくれました(*’▽’)

ありがとうございます!

館内へ

館内に入ると、正面に世界地図がドーン!

(写真では全く分からないですが、黒い大きな画面のようなものが、世界地図になっています。見づらくてスミマセン)

国名が書かれたボタンを押すと世界地図上のその国にランプが付くようになっています。

ヤクルト工場は世界中にあるんだよ!という紹介です。

右側にあるのが、ヤクルトに入っている「乳酸菌シロタ株」の働きを見られる顕微鏡です。

他にも、

ヤクルトスワローズなどのグッズが飾られていたり、

図書コーナーがあったり、

記念スタンプのコーナーもありました。

用紙も一緒に置いてあります。

ヤクルトスワローズのマスコット「つば九郎」と、ヤクルトのマスコット「乳酸菌シロタ株のヤッくん」の2種類です。

ヤクルトが展開している化粧品の商品もありました。

左端には「拡大して見える鏡」が置いてあり、顔を覗き込むと自分の顔にビックリしますΣ(゚д゚lll)

こじんまりしたスペースなのですが、様々なコーナーがありました。

今回は10月ということもあり、ハロウィンの飾り付けがしてありました。

工場見学スタート

工場見学は2階部分で行います。

2階部分は写真撮影は禁止とのことなので、写真はありません・・・あしからず。

2階へは階段かエレベーターで行きます。

通路も広いので、ベビーカーや車いすでも大丈夫です。

見学者は私たち家族の他に、2~3家族いました。

皆さん子供連れで、ベビーカーに乗った赤ちゃん、幼児、小学生がいました。

工場見学というと、工場内の見学通路をウロウロ・・・というイメージですが、こちらの工場の見学は直線のガラス張りの廊下(50mくらい?)から、左右にある工場内を見学をするというもの。

シンプルというか、あっさりです。

2階には他に、お手洗いとセミナールーム?のようなものがあります。

通常の工場見学は、

①セミナールームでヤクルトの試飲をしながら、説明を聞いたり、「乳酸菌シロタ株」誕生の映像(7分間)を見る(合計約30分間)

②工場見学

③ヤクルト製品紹介

の流れで行います。

しかし今回は午後の部ということで、時間的に製造ラインがもうすぐ終わってしまう!ということもあり、最初に工場見学からスタートしました。

工場見学

①ヤクルトの衛生管理

工場の作業服の説明から始まります。

マネキンが着ている作業服の秘密の紹介です。

ボタンや紐が無い(外れた場合に材料に混入するのを防ぐ)、電石帽(強い吸着力を持つ繊維で作られた帽子)を被って、髪の毛の落下を防止する・・・などなど。

そして、工場に入るまでにいくつものチェックが行われるという徹底した衛生管理などについて、パネルを見ながら勉強します。

②「毎日飲むヤクルト」製造ライン見学

まずは廊下の左側にある、セブン&アイグループの店舗限定の商品である「毎日飲むヤクルト」の製造ライン見学します。

このラインは朝から作り始め、13時~15時くらいには生産が終了してしまうそうです。

工場内は機械も床もピッカピカ!

作業員の方の数はまばらで、ほとんど無人です。

そして、この商品は受注生産なんだそうです!

容器を作るところから始まり、中身を詰めるまで、すべて機械の中で行うので、機械から出てくると、既に商品がほぼ完成していますΣ(゚Д゚)

この機械は、1台につき1時間で9,000本の「毎日飲むヤクルト」が作れるそうです。

機械から出てきた「毎日飲むヤクルト」は、その後ベルトコンベアの上を流れながら、4つの検査を受けます。

①穴が無いか

②重さは合っているか

③外観(キズ、へこみ、汚れがないか)

④印字(賞味期限)

そして、箱詰めされた後、冷蔵庫で保管。

翌日の朝出荷するとのことです。

沢山の商品がキレイに並んで流れていく様は、子供達も興味津々でした。

③腸のお勉強

廊下の突き当りに、人体のパネルがありました。

ここでクイズです!

人間の小腸の長さは、どのくらいあるでしょうか?

・・・答えは・・・

工場見学をしてからのお楽しみ!

パネルには、小腸に見立てた細いホースのようなものが付いていて、小腸の長さを目で見られるようになっています。

大人も子供も、とっても勉強になります。

因みに小腸は、背の高さの約7倍と言われているそうです。

ヤクルトの乳酸菌は、「消化液にも負けずに腸まで届く!」ということで有名ですよね。

主に小腸で働くのが「乳酸菌シロタ株」、

主に大腸で働くのが「ビフィズス菌BY株」、

ということです。

④ヤクルトの中身を作るタンクの見学

「毎日飲むヤクルト」ラインの廊下を挟んだ反対側には、「ヤクルト」「ヤクルトゴールド」「ヤクルト400LT」の中身(原料液)を製造する大きなタンクが、ズラーッと並んでいます。

これらのタンクでは、

  1. 粉ミルクをお湯で溶かしてミルクにする
  2. ミルクを殺菌する
  3. 乳酸菌を育てる
  4. 乳酸菌ではっ酵し、はっ酵液を作る
  5. シロップ液を作る
  6. 発酵液とシロップ液を混合して、原料液の出来上がり

という工程で、ヤクルトの原料液を作っています。

ヤクルトが粉ミルクから出来ていたなんて、正直初耳です!

粉ミルクと乳酸菌だけだと甘くないようなので(ヨーグルトのような酸味がある)、飲みやすくするためにシロップを加えているそうです。

この大きなタンクの中身はどうなっているのか?

見学の廊下にはこのタンクの縮小版のミニタンクが置かれていて、中の構造が見らるようになっています。

タンクの清掃や消毒の仕方などを学びます。

ちなみに、廊下の窓からはタンクの上の方しか見ることが出来ませんが、このピカピカの銀色の大きなタンクには、ヤクルト80万本分の原料液が入っているそうです。

ヤクルト80万本!

これを一人で飲むとどうなるか・・・?

1日1本飲むとすると、なんと2190年かかってしまう量だそうです!!Σ(゚Д゚)

とんでもない量ですね!!

こちらの茨城工場では、「毎日飲むヤクルト」は製造から容器作りから中身の製造、充填まですべての工程を行っていますが、ヤクルト類の製品は、原料液のみの製造を行っています。

ヤクルトの容器は別の工場で作り、茨城工場で作った原料液をタンクローリーで運び、ボトリング工場にて容器への充填作業を行います。

茨城工場で作られた原料液は、岩手県や千葉県のヤクルトボトリング工場へ運ばれるそうです。

セミナールームへ

ヤクルトの試飲

試飲したヤクルトは、「ヤクルト400LT」というカロリーを30%カットされている宅配のみのヤクルトでした。

セミナールームの入り口で、1人1本ずつ受け取り、席に座ります。

ストローも一緒にもらえます。

スーパーに売っているヤクルトよりも、容器のサイズが一回り大きいですね。

「乳酸菌シロタ株」誕生のヒミツを、映像で学ぶ

アニメなので、子供達にもわかりやすいです。

「乳酸菌シロタ株」のヤッくんが、どのように生まれたのか。

今から約80年以上前の1930年、ヤクルトの創始者である医学博士「代田 稔(しろた みのる)」博士が、「乳酸菌シロタ株」の強化培養に成功。

1935年に「ヤクルト」を発売しました。

代田博士が提唱した「予防医学」「健腸長寿(腸を丈夫にすることが長生きに繋がる)」の考えの元、「一人でも多くの人に手軽に飲んでもらえる飲料を」ということで、研究を重ね、「ヤクルト」を生み出したそうです。

乳酸菌シロタ株の「シロタ」は、代田博士のシロタだったのですね!!

ちなみにヤクルトという名前の由来は、

エスペラント語でヨーグルトを意味するヤフルト(jahurto)という言葉を言いやすいように変更考案した造語です。エスペラント語は1887年、ポーランド人のザメンホフという人が、一種の世界共通語として考案した言語です。「ヤクルト」は当社が昭和13年に商標登録したものであり、乳酸菌飲料の一般名称ではありません。

(ヤクルトHPより)

余談ですが、このセミナールーム。

部屋の形が何だか変わった形をしています。

四角形ではないのです。

工場見学の際に、ぜひ注目してみて下さい!

ヤクルト製品紹介

ヤクルト工場見学の最後は、ヤクルト製品の紹介でした。

ガラスケースには、現在ヤクルトが製造販売している商品だけではなく、昔のヤクルトの容器も展示されていました。

昔のヤクルトは、ガラスのビンだったのです。

牛乳瓶の半分のサイズぐらいでしょうか。

これで工場見学は終了です。

アンケートもありましたが、任意です。

お土産&商品販売

1階に下りてきて、お土産を貰います。

1人に1つずつです。

まず子供のお土産はこちら。

  • パンフレット
  • 「ミルージュ200」というヤクルト風味の乳性飲料
  • ヤクルトの空き容器で作られた定規
  • ビニールのショルダーバッグ

大人のお土産は、

  • パンフレット
  • 「ミルージュ200」(子供と同じ)
  • ヤクルトの空き容器で作られた、ボトルオープナー
  • ビニールのショルダーバッグ(子供と同じ)

でした。

そして、商品の販売もやっていて、我が家はこちらをお買い上げ。

インスタントのラーメン&焼きそばセット!!

7袋入りでなんと税込み500円!!

内訳は、

  • ソース焼きそば×2
  • カレーラーメン×2
  • ラーメン(しょうゆ味・みそ味・しお味各1)

です。

どの麺にも青汁の粉が練りこまれていて、

このように、きれいな緑色の麺です。

モチモチしていて、美味しかったですよ(*’▽’)

青汁の味は全くしません( ゚∀゚)

おわりに

子供と一緒になって、フムフムと勉強をしてきました。

腸って大切なんですね。

これからは意識して、乳酸菌やビフィズス菌を摂ろうと思いました。

それから、ヤクルトがまさかラーメンを作っているなんて知りませんでした!

まだまだ知らないことが山ほどありますね。

大変勉強になった工場見学でした。

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