こんにちは!
今回は、テレビでも度々取り上げられている、
「首都圏外郭放水路」
通称”地下神殿”
のご紹介です。
以前から気になってはいたのですが、
この施設は、
🚫小学生未満の参加は不可🚫
なので、まだ幼稚園児だった我が家の下の子を、
連れて行くことが出来ませんでした。
この春小学校に入学したので、やっと家族揃って見学ツアーに参加できることになったのです!
目次
3つの見学コースから選択
見学コースは3種類あり、それぞれ料金や時間、定員が異なります。
どの見学コースも、「地下神殿」と呼ばれる調圧水槽の見学が含まれていますが、施設が稼働している時は、水槽内の作業用通路からの見学になるそうです。
迫力満点!立抗体験コース
キャットウォーク(作業員用通路)を歩き、立坑内の階段を途中まで降りていく、という要素を組み込み、深さ70メートルの迫力を存分に楽しんでいただきます。(装備としてハーネス<安全帯>とヘルメットを着用)
■定員:20名
■所要時間:約110分
■参加料金:お一人様 3,000円
出典元:https://www.gaikaku.jp/course/
深部を探る!ポンプ堪能コース
首都圏外郭放水路の心臓部であるポンプをメインに構成したコース。
ポンプに働きが一目でわかる模型説明やポンプ室見学でポンプの機能や役割を案内します。特別公開のガスタービン部の見学もできます(※)。機械好きの方におすすめのコース。
※ポンプ稼働時、施設稼働時には見学できません。■定員:20名
■所要時間:約100分
■参加料金:お一人様 2,500円出典元:https://www.gaikaku.jp/course/
気軽に参加できる!地下神殿コース
地下神殿「調圧水槽」の見学を約55分に凝縮したコース。定員50名の見学会なので、団体様での参加も可能です。
■定員:50名
■所要時間:約55分
■参加料金:お一人様 1,000円出典元:https://www.gaikaku.jp/course/
コースを決めたら、まずは予約
地下神殿の見学は完全予約制なので、まずは電話かWEBで予約します。
空いている日にちや時間がすぐに確認できる、ホームページ 首都圏外郭放水路 (gaikaku.jp) からのWEB申し込みが便利です。
因みに我が家は、一番お手軽な「地下神殿コース」を予約しました!
場所
のどかな田園風景の中にあります!
国道16号から、看板を頼りに行きました!
金崎交差点の大凧の看板は本当に大きかったです!
公園の横を通り、高校とローソンがある交差点を過ぎたら、すぐ右折です。
信号はありませんが、頭上に国交省の白い看板(「地底探検ミュージアム 龍Q館」と書かれています)があるので、すぐにわかると思います!
地下神殿施設の茶色い建物は、大きくて高台に立っているので、ローソンの裏辺りからでも見えました。
あとは、看板の通りに信号のない道路を道なりに行くと、江戸川にぶつかるT字路に着くので、そこを右折するとすぐ右手にあります。
こちらは、地下神殿だけではなく、広いグラウンドのある公園のようになっていて、スケートボードができる場所もありました。
ウォーキングやランニングをしている方々や、ボール遊びをする家族連れ、スケボーを楽しむお兄さん方もいましたよ。
駐車場もかなり広かったです。
電車の場合は駅から遠い!
最寄り駅の、東武野田線「南桜井駅」からは3キロほど離れていて、徒歩で40分ほどだそうです。
駅前からバスもありますが、地下神殿HPにも載っているイオンモールのバスは2020年12月末で廃止となっていて、春日部市のコミュニティーバスは、本数がかなり少ないです。
タクシーを利用すると、1300円程度、約7分だそうです。
到着
大きくて立派な建物です!!
しかも、キレイです!!
入口を入ってすぐ左に駐車場。
しかし、入り口を直進しても駐車場があります。
とても広いので、満車になることは無さそうです。
まずは受付
建物の入り口がこちら。
感染防止対策についての注意書きです。
入口を入ると、スタッフがいて検温をします。
手指の消毒をして、問診票を人数分受け取り、
こちらのテーブルで記入します。
壁には、地下神殿の説明が書かれています。
問診票を記入したら、受付カウンターへ持って行きます。
密を避けるため、代表者だけ並びます。
1グループずつの対応なので、少し時間が掛かります。
受付後に受け取った、パンフレットやシール、カードなど。
右上の白いものは、参加者の印で、服に貼り付けます。
意外と時間がない!
受付後、「地下にはトイレがないので、必ず事前にお済ませください」と言われます。
トイレは受付をした建物の向かい側。
出来たばかりなのでしょうか。
キレイでしたよ!
そして、地下神殿見学の集合場所は、
駐車場の奥にある、この坂を下った先の青いテント。
右側の広い原っぱの下に、地下神殿があるのです!
その広さが良くわかります!!
位置関係はこのようになっています。
受付の場所~青いテントの集合場所までは、200mちょっとでしょうか。
もし雨天の場合は、傘を持って行かないとずぶ濡れになる距離です。
(現在は感染症対策で、傘の貸し出しを行っていないようです!)
入館して、
1人1人検温し、
問診票を記入して、
受付に並び(やや時間かかります)、
受付後トイレを済ませ、
坂を下る!!
この工程を、集合時間(見学開始時間)までに済ませなければいけないので、
見学の時間ギリギリに車で到着すると、かなり忙しいです!
余裕を持って到着することをお勧めします!!
いよいよ地下へ
青いテントの奥にあるのが、地下神殿の入り口です。
時間になると、まずその場でスタッフの方からの説明を聞き、
その後ドアの奥に入っていきます。
参加者はグループごとに1列に並び、順番に中に入ります。
他のグループとの距離を空けるため、スタッフの方が時間差で案内してくれます。
階段地獄
116段の階段を下ります!
ビル5~6階相当だそうです!!
途中からは湿気で、足場が湿ってきます。
滑らないように要注意です。
そして、体感温度も下がってきます。
調圧水槽の底部に到着!
広い!&高い!!
長さ117m、幅78m、高さ18mの巨大な水槽が現れました!!
大きな柱が林立していますが、この柱も、幅2m、長さ7m、高さ18mという大きさで、
重さは1本約500トン!!
そんな巨大な柱が59本も立っています。
この様子がギリシャの「パルテノン神殿」を想起させることから、
「防災地下神殿」と呼ばれるようになったようです。
この大きさには、本当に圧倒されました!!
地下に到着後、スタッフから説明があり、その後自由行動になります。
写真などを取る時間はたっぷりあります。
広~い地下神殿ですが、見学場所は限られていて、一番奥までは行けません。
(立ち入り禁止のロープが張られています)
また、この施設は水槽なので、見学時のように水が抜いてある状態でも、足元には所々に水たまりがあります。
場所によっては深めの水たまりです。
よく下を見て歩かないと、大変なことになります!!
滑りやすいので、運動靴必須です!!
今回は真夏(お盆)に行ったので、地下は冷えると思い(真夏でも16度程度とHPに書いてあったので!)、薄手の上着を持参しましたが、
半袖のままで大丈夫でした😊
そもそも「首都圏外郭放水路」の役割とは?
「首都圏外郭放水路」の役割は、昔から浸水被害に悩まれてきた埼玉県内の洪水対策です。
ピンク色の地域は、利根川・江戸川・荒川といった大河川に囲まれていて、お皿のような低い地形の上、河川の勾配が非常に緩やかなため、水が流れにくいといった特徴があります。
この地域の洪水被害を軽減することを目的とした、春日部市にある倉松川や大落古利根川などの5つの中小河川の水を江戸川に排出する施設が、「首都圏外郭放水路」です。
それぞれの河川には「立坑」という河川の水を地下に取り込む施設があり、第1~第5まである立坑は、地下トンネルで繋がっています。
第2~第5立坑からトンネルを通って送られてきた水を、第1立坑で調圧水槽(地下神殿)に送り込みます。
調圧水槽では、トンネルから流れてきた水の勢いを弱め、ポンプで水を吸い上げ、江戸川へ排水されます。
ポンプは全部で4台あり、4台同時に動かすと、最大200㎥/秒、1秒間におよそ小学校の25mプール1杯分の水を排出することが可能だそうです!!
第1立坑
こちらが調圧水槽に隣接している、第1立坑です。
地下神殿内から見られます。
横から見る感じなので、底は見えません。
内径31.6m、深さはなんと71mもあります!
スペースシャトルや自由の女神像が入ってしまうほどの大きさなのだとか!!
見学終了
スタッフから見学時間終了の声かけがあり、見学者は再度グループごとに列を作って、1グループずつ階段を上っていきます。
またこの階段地獄です。。。
地上に出たら、そのまま自由解散です。
閉館時間は16:30!!
閉館時間を過ぎると、受付のあった施設には出入りできなくなります。
受付の2階には展示室があるので、地下の見学が終わったらゆっくり見てみようかと思っていた我が家ですが、、、
見学が終わり施設に戻ると、閉館時間が過ぎており、もう閉まっていて入れませんでした😭
それだけが、心残りです!!
お手洗いは施設の外なので、使えますよ!!
おわりに
テレビでは見たことがありましたが、実際目の当たりにしてみると、その大きさに圧倒されます!
大量の水に耐えられる施設なので、かなり頑丈に出来ているのでしょうね!
「首都圏外郭放水路ARアプリ」というものもあり、
洪水時の様子を見られるそうです。
映像で見ても、すごい迫力でしょうね!