こんにちは!
ついこの前、現在幼稚園年少の息子が「インフルエンザB型」にかかり、やっと治って元気に登園を再開したと思ったら、今度は「アデノウイルス」です・・・( ノД`)
現在小学3年の娘も、幼稚園年少時に「アデノウイルス」に感染したことがありました。
経験談と共に、小児科医からのアドバイスもご紹介します。
目次
アデノウイルスといえば「プール熱」
アデノウイルスと聞くと、「プール熱(咽頭結膜熱)」が有名ですよね。
今回息子がお世話になった小児科の先生が、詳しく教えてくださいました。
アデノウイルスには50種類ほどの型があり、感染した型によって様々な症状が出るようです。
- 普通の風邪
- 胃腸炎
- 膀胱炎
- 咽頭炎
- 気管支炎
- 肺炎
- 流行性角結膜炎(はやり目)
などです。
そして、その中の一つとして「プール熱」があります。
プールで感染することが多いので「プール熱」と呼ばれていますが、正式には「咽頭結膜熱」です。
読んで字のごとく、「咽頭炎」「結膜炎」「高熱」の3つの症状が出ます。
この3種類の症状が出てしまうと、「出席停止」になってしまいます。
「のどの炎症、目の充血・目やに、高熱」が現れたら、要注意です!
しかし、検査でアデノウイルスの陽性反応が出ても、症状が、例えば高熱のみ、嘔吐と下痢のみ、高熱とのどの炎症のみで、「結膜炎」の症状(目の充血や目やに)が無かったら「プール熱」ではないので、出席停止にはなりません。
「プール熱」の3点セット(のど・目・熱)が揃っていないからですね。
この場合は症状が治まり次第、登校・登園が可能です。
我が家の場合は、息子も娘もこちらのケースでした。
プール熱の出席停止期間
目安として、プール熱の症状「のどの炎症、目の充血・目やに、発熱」が治まり、2日経過するまでは出席停止です。
普通の風邪の熱は3日くらいで下がりますが、アデノウイルスによる高熱は3~5日間くらい続くことが多いので、1週間くらい休むことになってしまいます。
学校を1週間も休んでしまうと、授業がかなり遅れてしまったりして、親だけでなく子供自身も心配になりますよね。
特効薬のないアデノウイルス
インフルエンザウイルスにはタミフルなどの特効薬がありますが、アデノウイルスには特効薬が無く、対症療法になるようです。
目の充血、目やに・・・目薬、眼軟膏
嘔吐、下痢・・・整腸剤・吐き止め
のどの痛み、発熱・・・解熱鎮痛剤・抗炎症剤
他にも、鼻水や痰、咳などが出ていれば、それぞれ風邪の時と同じような内服薬が処方されます。
アデノウイルスによる「咽頭炎」になった息子の場合
息子の場合は、急な発熱からでした。
夕方、急に元気が無くなり眠たそうな様子、夕飯もあまり食べない・・・そして、体が熱い!!Σ(゚Д゚)
「こりゃマズい!」と思い熱を測ってみると「38.3度」でした。
インフルエンザの時はいきなり39度を超えてきたので、それよりは低いですが、38度を超えるさすがに体が熱いですね。
鼻水と咳が少し。
食欲もあまり無い。
前日も当日も元気に遊んでいたのに、急に~~!!という感じでした。
翌朝は37度後半の熱。
幼稚園はお休みし、かかりつけの小児科へ行きました。
診察を始め、先生が喉を見るなり「うわーーーー!こりゃひどい!」
「のどが真っ赤で、膿が出てベッタベタだよ!」
「この状態なのに、こんなに元気で凄いね!!」
Σ( ̄ロ ̄lll)
褒められてはいるけど、息子はそんな状態だったのね・・・( ノД`)
インフルエンザと溶連菌とアデノウイルスの3つの検査をやりました。
そして、アデノウイルスの陽性反応が出たのです。
しかし、前述したように結膜炎の症状は無かったので、出席停止にはならず、熱が下がれば登園していいよ、とのことでした。
こちらも前述しましたが、アデノウイルスには、インフルエンザのタミフルのような特効薬が無いので、対症療法になり、出された薬は、
- クラリス+ビオフェルミンR(ウイルスへの直接の作用はないが、細菌の2次感染を防ぐ)
- アスベリン(咳)
- ムコダイン(鼻水・鼻詰まり)
- トランサミン(のどの炎症や痛み)
- カロナール(解熱剤。熱が高くて眠れない時など必要に応じて)
です。
抗生剤以外は、通常の風邪の時の薬と同じでした。
発熱は3~4日間くらい続きました。
夜に38度前半の熱が出て、朝には下がり、午後から夕方、夜にかけて熱が上がって来る、風邪の時と同じパターンでした。
本人は元気はありましたが、食欲はあまりなく、疲れやすい様子でしたね。
元気に遊んでいても、急に眠くなって寝てしまったりしていました。
熱が出てから4日目には下がり始め、5日目には丸一日平熱で過ごせたので、6日目から登園しました。
アデノウイルスによる「胃腸炎」になった娘の場合
現在小学3年の娘が、幼稚園年少の時の記憶です。
初夏のある日、娘はまず嘔吐から始まり、そして酷い水下痢になりました。
嘔吐はこの1回だけでしたが、下痢は1週間ぐらい続きましたね。
トイレに間に合わないこともしばしば。
一度トイレに行くと中々出て来られませんでした。
病院へ行くときなどは、オムツをさせていて(幸いストックがありました)、診察の順番が来てもトイレから出られない程、とめどなく出てしまう酷い下痢でした。
微熱もあり下痢が続いて、娘はグッタリでしたが、脱水が怖かったのでスポーツドリンクをチビチビ飲ませたり、スープ、おかゆ、うどんなどの消化の良いものを食べさせました。
昔の記憶なので薬などは覚えていないのですが(申し訳ありません)、何しろ対症療法なので整腸剤などを出されたのでしょうか。
【小児科医からのアドバイス】感染を広げない為に、家庭で気を付けること
アデノウイルスは感染力が強力で、人から人へうつります。
主な感染経路は、
①飛沫感染・・・咳、くしゃみ、唾液が飛んでくる
②接触感染・・・粘膜、結膜、涙、鼻水、目やに、便に接触する
で、自分の目や鼻、のどから感染してしまうようです。
感染者が目をこすったりした手で、ドアノブやタオルを触る
→自分がそのタオルやドアノブを触る
→その手で目をこする
これだけで感染してしまうようですね。
特に便にはかなりのウイルスが排出されているので、非常に注意が必要です。
【医師からのアドバイス①】タオルは別にしよう
感染者が手を洗った後に使ったタオル。
このタオルにもウイルスが残っているので、感染者が使ったら即交換。
家庭や幼稚園などでも、共用しているタオルから感染してしまうことが多いようです。
ペーパータオルなどが一番安全ですがうちには無かったので、小さなハンドタオルで代用しました。
小さいので嵩張らないし、洗濯も楽です。
【医師からのアドバイス②】子供の嘔吐・便の処理後は、入念に手洗い!その手を拭いたタオルも即交換!
特に嘔吐の後処理は大変ですよね。
床や壁、寝具やクッションなどのファブリック類・・・( ̄ロ ̄lll)
急に嘔吐するので、受け皿的なものの対応が出来ず、色々なものに付いちゃって、こちらも泣きそうです・・・っていう( ノД`)
家庭内感染を防ぐためにも、後処理には気を付けたいですね。
うちには使い捨てのビニール手袋は常備していなかったのですが、花粉用のマスク&メガネで対応しました。
年少の息子は、排便後まだ自分でキレイにお尻を拭けないので、私が拭いているのですが、その後の手洗いで私が使用したタオルも、他の家族が使わないようにしていました。
家にいるときは常にエプロンを着けて、こまめに交換しました。
洗濯物は一緒に洗って大丈夫と、小児科の先生に言われたのでどんどん洗っていました。
おかげでこの感染期間の我が家の洗濯物は、凄い量でした( ゚∀゚)
幸い晴天続きで、あっという間に乾きましたが(^^)
その後も家庭内感染は無く、無事に過ごせたので良かったです。
おわりに
アデノウイルスは1年中あるウイルスのようで、特効薬が無いのが厄介ですね。
辛い思い、大変な思いをしないためにも、日頃からうがい手洗いの徹底と免疫力のアップに努めていきたいです。
プールのあとは、シャワーをしっかり浴びて、目も洗う!
帰宅後や食事前は、しっかり手を洗う!
手の洗い方がいつも適当な(涙)子供達にも、徹底させたいと思います。
「それ、洗ったんじゃなくて、濡らしただけじゃない?」
このセリフ、我が子の適当な手洗いを見ながら、毎日言ってます・・・( ノД`)