【キッコーマンもの知りしょうゆ館「御用蔵」】を見学しました!

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先日、せんべい焼きを体験しに、キッコーマンのしょう油工場へ行って来ました。

工場内の見学や売店、せんべい焼き体験などについては、前回の記事に詳しく書いています。

宜しければご覧ください(^^)

👇前回の記事はこちらからどうぞ👇

【キッコーマン もの知りしょうゆ館】で工場見学&せんべい焼き体験!

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目次

「御用蔵」とは?

門を入って、守衛さんに「まめカフェだけの利用です」と伝え、駐車場に車を停めました。

工場見学をしないので、予約なしでも大丈夫です。

駐車場の片隅に、立派な造りの蔵のような建物があります。

こちらは宮内庁にお納めする醬油の醸造所「御用醤油醸造所」、通称「御用蔵」というもの。

この御用醤油醸造所(通称「御用蔵」)は、2011年(平成23年)に野田工場内に移築されたものです。

移築前の御用蔵は、宮内省(現宮内庁)にお納めするしょうゆの専用醸造所として、1939年(昭和14年)に江戸川沿い(千葉県野田市中野台)に建設されました。

老朽化で大規模な補修工事が必要となり、70年の節目に移築工事を行いました。

移築にあたり、しょうゆを仕込む木桶、屋根の小屋組み、屋根瓦、石垣、門などは移築前の物を使用し、原形に近い形で再現しています。

御用蔵では、現在も宮内庁にお納めするしょうゆを醸造しています。

また、伝統的なしょうゆ醸造技術や1939年の御用蔵の建設当時の道具や装置を保存・展示しています。

(御用蔵パンフレットより)

現在もこちらで醸造されているというのが凄いですね。

しかも見学できるなんて!

さっそく見学!

いつも閉まっているので、中を見学したことは無かったのですが、今日は開いていたので、入ってみることにしました。

見学は自由で、無料です。

赤い橋を渡って入ります。

月曜日~金曜日しか開いていないようです。

重厚な門扉には、このようなものがありました。

竹林の中にある御用蔵の門を入ると、高い塀に囲まれた通路に、御用蔵の説明書きがありました。

静かで落ち着いた雰囲気です。

①原料処理

ガラスの扉から中に入ると、いきなりこのような装置が現れます。

大豆を蒸し、小麦を炒る工程で使っていた装置だそうです。

出入り口にいる守衛さんらしきおじさんが説明してくれました。

②粉合わせ

原料処理の機械の隣では、蒸した大豆と炒って砕いた小麦に麹菌を加えて、人の力で混ぜ合わせる工程を、映像で紹介しています。

③御用蔵の歴史

さらに進むと、御用蔵の歴史が写真付きで紹介されていました。

④麴室(こうじむろ)

階段を上って2階へ行くと、麹室という部屋があり、ガラス越しで中が見学できます。

粉合わせをした原料を平らに盛り込んだ麹蓋を積み、窓の開け閉めや中央の火鉢で、温度と湿度を調整しながら、3日かけてしょうゆ麹を作っていたそうです。

⑤仕込室

2階の別の部屋では、もろみを仕込む仕込室がありました。

こちらもガラス越しです。

しょうゆ麹に食塩水を混ぜたものを「もろみ」と呼ぶそうで、御用蔵では杉の木桶にもろみを入れ、自然の気候の中で1年をかけて発酵・熟成させています。

訪れた日は4月29日の昭和の日だったのですが、守衛さん曰く、

「ちょうどこの前仕込が終わっちゃって、桶が空になっちゃったんだよね~」

「空の桶をお見せしてしまって、申し訳ないね」

とおっしゃっていました。

もう少し早い時期に来れば、大きな木桶で熟成中の様子が実際に見られたのに!

残念!!

因みに、この大きな木桶。

直径2メートル、深さ1.7メートルの大きさだそうで、1階でその大きさを体感できます。

木と竹で出来ている、実際に使われている木桶を間近で見ることができます。

柵やガラスも無いので、思わず木桶を触ってみたくなりますが、「さわらないでください」と書かれているのでご注意を。

木桶に触ってしまうと、手についている菌が桶の中に入ってしまい、桶に入っているもろみが全てダメになってしまう恐れがあるからだそうです。

特に納豆菌が強いそうですよ。

2017年7月追記

2017年7月29日土曜日に再訪したところ、桶の中身がありました!!

表面がプツプツしているのが分かります。

感激!

このような道具を使って、混ぜるんですね。

⑥圧搾・火入れ・詰め

写真は2階から撮ったものですが、1階に降りるとこのような大きな桶が並んでいる所が見られます。

もろみを絞って、絞り出されたのがしょうゆ。

そのしょうゆの油や沈殿物を分離し、生しょうゆが出来ます。

生しょうゆを加熱・殺菌し色や風味を整えて、出来上がりです。

生しょうゆを加熱・殺菌する、火入れ桶です。

大きい!

以上で、御用蔵の見学は終わりです。

意外とこじんまりとした施設でした。

階段の他にエレベーターもあるので、ベビーカーや車いすの方も大丈夫です。

工場内の売店へ

工場内に入り、係りの方からお土産をいただき(今回は「しぼりたて生しょうゆ 200ml」でした。4人で行ったので、4本です。)、まめカフェでせんべい焼きをして、売店をのぞくと、御用蔵で醸造された「御用蔵醤油」が並んでいました!

一般の人も購入できるんですね。

1本542円でした。

数量限定品と書かれています。

買ってみようかな~と思いましたが、今回は見送りました。

来るたびに毎回買っている「梅酒」は買いましたが^^;

まめカフェ内に、様々なしょうゆの味見が出来るコーナーがありますが、この御用蔵醤油はさすがに置いてありませんでした。

どんな味がするんでしょう・・・気になります!

おわりに

しょうゆ工場にはもう何度も来ていますが、御用蔵に入ったのは初めてでした。

この蔵で、今も実際に宮内庁にお納めする醤油を作っているというのは、正直驚きましたね。

今回は残念ながら、木桶いっぱいに入っているもろみの様子は見られませんでしたが、次回は熟成中の様子を見てみたいです。

きっと、良い香りもするんでしょうね!

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